※音が出ます!
※Carmen Maki Blues Creation (Japan) - Same 1971 (St. James Infirm
名盤再び…、
カルメン・マキ&ブルース・クリエイションの”セント・ジェイムス病院”です。
コノ曲はとても有名な曲ですが、
”ばくち打ちの男が死んだ女を語る”って内容の曲なんだそうです。
原曲の”ラレード通り”はアメリカの古い民謡のようですが、
コレは”死に瀕したカウボーイの最後の言葉を聞く”って曲なんだそうです。
もっと古くはアイルランドの民謡だった曲なんだそうで、
”放蕩生活の挙句に亡くなった男の遺体が語りかける”曲なんだとか。
もうなにがなんだかわかりませんが、
このアイルランド民謡に出てくる”セント・ジェイムス病院”は、
そのものを指しているかは不明ですが16世紀までに実在した病院のようで、
”らい病(ハンセン病)”患者を扱った特殊な病院だったのだとか。
それが黒人霊歌に変化したって言ったら話が飛びすぎですが、
とにかく深くて濃くてドロドロした背景があるんだなってことかも知れませんね。
※セント・ジェームス病院(浅川マキ) 弾き語り カバー
アングラの女王、浅川マキさんによる自訳バージョンです。
ノッケから”今日はあの娘の亡骸に逢いに来たのさ”って。
ロンドン郊外にある鳥も啼かず花も咲かないという不吉な伝承を持つ”死の木”。
そこはかつてセント・ジェイムス病院で亡くなった
らい病女性が埋葬された土地だったんだとか。